ブルガリア産ダマスクローズは、ブルガリア中部のザンルック市を中心とした地域でのみ採れる、可憐なピンクの花をつける野バラの一種で、15世紀ごろから有機栽培されています。
世界中で2万以上あるバラの香りの中で、香水の原料として使われるたった2種のバラのうちの1つです。
◆ 金より高いその理由
日が昇るとダマスクローズの香油成分が蒸発してしまうため、花の採取は、朝日が昇る前の早朝に行なわれます。
そして、その花弁から抽出されるローズオイルは、2500本のバラからわずか1ccしか採れない貴重なものです。ダマスクローズで1グラムのオイルを作る場合、約5000円くらいかかります。「金よりも高い」と言われる理由がここにあります。
ブルガリア産ダマスクローズは、古くからシャネルやティファニーなど誰でも知っている高級ブランドの香水にも配合されています。
◆ あのマリリンモンローも使用
マリリンモンローが、インタビューで「寝ているときは、何を着ているのか?」と聞かれ、「シャネルの5番よ」と答えたといいます。この「シャネルの5番」にも、ブルガリア産のダマスクローズがたっぷり配合されています。
「ブルガリア産ダマスクローズ」には、ブルガリア国立薔薇研究所の厳しい品質保証認定試験があり、合格したものだけがその名称を許される「香りの女王」です。